桃山時代の陶器文化を見て、歩いて、触れて学べる美濃桃山陶。
JR土岐市駅より徒歩15分程の小高い山に織部の里公園がございます。ここは土岐市の焼き物産業を語る上では外せない大変重要であり貴重な場所。400年前の桃山時代、美濃地域は日本最大のやきもの産地でした。「大窯」・「連房式登窯」と呼ばれる地上式の窯は当時の技術の粋を極めたもので、ここで生産された陶器は全国へと出荷されました。土岐市にある元屋敷窯は美濃窯最古の連房式登窯で当時の姿をよく留めており、その重要性からここ一帯が昭和42年に国指定史跡となりました。織部の里は、この元屋敷窯周辺を「歩く」「見る」「触れる」ことで美濃桃山陶への理解を深め、楽しむための公園です。 公園内には、松坂屋の創業家である伊藤家の別荘「揚輝荘」から移築された茶室「暮雪庵」、美濃桃山陶が体験できる作陶施設「創陶園」、元屋敷窯跡から出土した遺物の展示室などがあります。(土岐市役所ホームページより転載)
上空からのイメージ図
写真中央に見える緑色の建物が、元屋敷陶器窯跡。近づいてみるとその大きさがよく分かります。 400年前の先人がこれほどの規模の窯を作り、大量に陶器を焼いていたことが分かります。
美濃窯最古の連房式登窯である元屋敷窯や、3つの復元した大窯があります。こちらの窯で、美濃桃山陶と呼ばれる瀬戸黒、黄瀬戸、志野や織部が生産されました。 元屋敷窯は慶長10年(1605年)頃に陶祖加藤景延が九州唐津で学び築窯したと言われています。(土岐市役所ホームページより転載)
国指定史跡「元屋敷陶器窯跡」の詳細 http://www.city.toki.lg.jp/docs/hpg000008736.html
定期的にお茶会が開催されています。
織部の里公園内にはもう一つ大変貴重な建物がございます。それは暮雪庵(ぼせつあん)の茶室です。暮雪庵は、平成16年に松坂屋の創業家 伊藤家の別荘にあった茶室を織部の里公園に移築したものというのは有名な話。定期的に茶会が開催され、遠方からもこの暮雪庵の為に足を運ばれています。暮雪庵の詳細 http://www.city.toki.lg.jp/docs/hpg000000577.html
平常時は茶室を観覧することはできません。
スポット概要
- 電話番号:0572-54-1111(土岐市役所)
- 開園時間:9:00~17:00
- 定休日:月曜日(その日が祝日のときは水曜日)
- 駐車場:敷地内に数台あり(無料)
- 施設住所:岐阜県土岐市泉町久尻
- 詳細情報:土岐市役所のホームページ
- アクセス: JR土岐市駅より徒歩約15分 中央自動車道土岐インターより車で約15分 東海環状自動車道「五斗蒔スマートIC」から車で約5分 東海環状自動車道土岐南多治見インターより車で約15分